たまゆら

令和版・霊界物語ー救国伝奇小説ー

第0章 第22節 塾長の独白録エピローグー至誠至心の誓いと救国への魂の宣誓ー

・・・・・・書き終えた。俺は使い込まれた万年筆をデスクに置くと、椅子の背もたれに深く体を預けた。カチ、カチ・・・・と、書斎の古い時計が刻む音だけが、莉緒との熱を帯びた追憶を冷たい「今」のこの現実へと引き戻していく。俺はふと引き出しの奥で眠っ...
令和版・霊界物語ー救国伝奇小説ー

第0章 第13節 至誠の残響と魂の転写-「敗北感」という慈愛①-

莉緒はな、俺の治療院に治りに来るんじゃない。あれは未知の情報、新しい世界へ掻き立てられる好奇心に「わくわく」しに来てたんだな、今思うとな・・・・(遠い目)一生懸命、外の世界への好奇心の羽を伸ばす、まだ羽ばたくことすら知らぬ雛鳥のようなもの、...
令和版・霊界物語ー救国伝奇小説ー

第0章 第1節 幼き魂、神域での邂逅

その少女はいつも一人、神社で楽しそうに虚空に手を差し伸べ、柔らかく微笑んでいた。歳の頃は5歳?6歳?ふわりとした軽やかなスカイブルーのワンピースをまとい、虚空を撫でるさまは、まるで傍目には目に見えぬ「なにか」と語らっているようであった。「ね...