第0章 ③塾長の独白録

令和版・霊界物語ー救国伝奇小説ー

第0章 第12節 莉緒の無邪気が触れる古き心の傷

莉緒はな、本当に俺を父親のように慕ってくれた。実の父親よりはるかに年嵩の俺に、練習の合間には「せんせい!せんせい!」って子犬のようにまとわりついてな。日本神話の女神さまの話を聞きたがったんだ。他の子どもたちは最新のゲームの話で盛り上がってい...
令和版・霊界物語ー救国伝奇小説ー

第0章 第11節 一滴(ひとしずく)の誓い ― 騎馬立ちと鼻の奥の熱 ―

ここからは私の一人語りだ。だから一人称は「俺」になる。ほとんどつぶやきのようなものだが、記憶の解像度がその方が上がるから勘弁してほしい・・・・・・。莉緒は頑張り屋さんだったんだ。俺が突きを安定させるため、騎馬立ちを教えた日のことを今でも鮮や...