誓い

令和版・霊界物語ー救国伝奇小説ー

第0章 第22節 塾長の独白録エピローグー至誠至心の誓いと救国への魂の宣誓ー

・・・・・・書き終えた。俺は使い込まれた万年筆をデスクに置くと、椅子の背もたれに深く体を預けた。カチ、カチ・・・・と、書斎の古い時計が刻む音だけが、莉緒との熱を帯びた追憶を冷たい「今」のこの現実へと引き戻していく。俺はふと引き出しの奥で眠っ...
令和版・霊界物語ー救国伝奇小説ー

第0章 第21節 日本という名の温もり ― 莉緒の腕と救国の誓い② ―

違う。痛いのは、お前のせいじゃない。俺は何も言えずに、ただこの小さな、尊い温もりを再び強く抱きしめ返した。すると、莉緒がまた、あの無敵の笑顔で言うんだ。「せんせえ! いたいよ・・・。」「・・・・でも、次はりおが、ぎゅーってしてあげるねっ!」...
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第0章 第15節 至誠の残響と魂の転写-「敗北感」という慈愛③-

そうだよ。俺は莉緒が愛おしくてならなかった。できることならその場で抱きしめて、その至誠を讃えてやりたかった。だが俺は道場では「先生」だ。他の門下生の目がある。俺は震える心の仮面を厚く塗り固め、今日も莉緒に、あえて冷たく「先生として」厳しい言...
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第0章 第10節 莉緒 武術道場に入門を許される

「いえ、構いません。不純な動機でなければ、私から止める理由はありません。先程も申しました通り入門の動機は人それぞれですから・・・・。むしろ純粋すぎる動機ほど、時としてそれが刃となり己を傷つける。その刃を納める鞘をここで養い、身につけたら良い...